窓とは何か?
前日の最高値(最安値)よりも翌日の寄り付きの値段が高く(安く)なれば、ローソク足の間に空間ができる。
場中の価格がその寄り付き価格より高い(安い)価格で推移すれば「窓」ができあがる。
なんだかよくわかりませんので、図で示すと下記の通りです。
窓がなにか問題でも? と思いますが、
窓の出現は今後の株価を読む上で重要な要因のひとつです。
結果から言うと
「あいた窓は埋められる」
ということです。
上の図で説明すると、こうなりますね。
●上昇時に出来る「窓」は ⇒ 今後の株価の下げ要因
●下落時に出来る「窓」は ⇒ 今後の株価の上げ要因
となります。 それでは なぜ、株価は窓を埋めようとするのか?
それは窓ができた価格帯には出来高がないからです(下図参照)
【4771】 エフアンドエム 日足チャート(2005年4月5日まで)
「窓」ができるということは当然、その価格帯には 取引がなく、出来高もありません。
それでは なぜ、出来高がないと窓を埋めようとするのか?
窓の価格帯は取引が無いわけですから、この価格帯での売り買いのニーズは非常に小さい。(売り手、買い手が少ない)
⇒(自分の売買した株価を基準に人は動く為)
ニーズが小さいということは値動きが非常に軽くなる。 ということです。
現在株価 900円
窓が1,000円〜1,100円にあったとしましょう。 そこに100円の売り(買い)圧力が加わった場合
下図のような動きをすることが多い。
上のチャートのエフアンドエムですが、その後のチャートをみてみましょうか。
【4771】 エフアンドエム 日足チャート(2005年7月1日まで)
窓埋め完了後に大幅に上昇していますね。
ここで注意しなければいけないのは
窓埋めを完了すると心理的な重しがとれ、(調整完了とみなす)上昇のきっかけとなることもあります。
その後も更に大きな窓ができていますが、窓埋めをすることなく大きく上がり続けています。
(出来高も急増)
新たな窓の窓埋めをしないということは、窓埋めを拒否する大きな上昇力があると考えていいでしょう。(エフアンドエムでは仕手筋介入の噂、新銀行東京との提携を発表などが上げられます)
まあ、全ての窓が埋められるということはありません。(そうならば確実に儲かりますからね)
あくまでセオリーとしてこのような現象があるということは覚えておいた方がいいでしょう。
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銀次郎なりに調べた(あっちこっちの本から)だけですので、間違っていたらご指摘御願いします
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